書作展

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千代女の色紙初公開 七尾、20日から書展
江戸中期に名をはせた俳人・加賀の千代女(ちよじょ)が
七尾の寺院に嫁ぐ少女に贈った色紙2枚が20日、
七尾市で開幕する書展(北國新聞社後援)で
初めて公開される。
寺院が秘蔵してきた色紙には、
結婚前の美しさをアサガオに例えた句と、
結婚後の心構えを鳥に例えた句が対になっている。
最晩年の千代女が少女に向けた温かいまなざしが
筆致ににじみ出る逸品で、
千代女の真筆からその人となりに
触れる貴重な機会となる。

色紙は七尾市沢野町の真宗大谷派真證寺(しんしょうじ)が
所蔵してきた。
酒井惠照(えしょう)住職によると、
同寺坊守だった酒井れん(1762~1832)が
結婚前に津幡の俳人・河合見風(けんぷう)(1711~83)に
弟子入りした縁で、
松任の千代女(1703~75)と親交を深めたと伝わる。

れんが真證寺に嫁ぐにあたって千代女が贈った色紙には
「月と日の間(ま)を蕣(あさがお)のさかりかな」の句が書かれ、
酒井住職は「朝の短い時間に一斉に咲くアサガオを、
少女から夫人になる瞬間の『れん』の美しさに重ねたのだろう」と
解釈する。

もう一つの色紙に書かれた
「郭公(かっこう)鳴けばこそ人のほととぎす」について、
酒井住職は「解釈は難しいが、
人としてそれなりの振る舞いをしてこそ、
嫁いだ先の家族や門徒の皆さんに愛されるのだと
諭したのではないか」と話している。

2枚の色紙は20~23日、
七尾市三島町の七尾産業福祉センターで
開かれる映心会書作展21で特別展示される。
映心会主宰の書家三(みつ)藤(ふじ)観映(かんえい)氏は
「千代女の深い味わいの句と共に、
伸びやかで柔らかい筆の運びを
多くの人に鑑賞してほしい」と語った。

会期中は午前11時と午後3時に解説が行われる。
午後4~5時には来場者が希望する
一文字を三藤氏が席上揮毫(きごう)し、
熊本地震の義援金を募る。入場は無料。

北國新聞社より

小松砂丘 高浜虚子 他
書画の展示もあります
月曜まで
七尾市三島町の七尾産業福祉センターにて








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